「ヒル魔くんて、いっつも物騒!銃なんて持ち歩かないでください!」
モップ片手に見下ろされ、見上げるのも面倒だ。
「あーうるせーな。早く掃除しろ。」
カチンと音がしたような顔をしてこちらを睨みつけるアメフト部マネージャー。
その顔今度全校生徒の前でやってやれ、みんな幻滅してくれるぞ。
横目で見ながらまったく相手にする気の無い態度。
それが余計、この優等生の頭へとクルらしい。
いい気味だ、せいぜい怒って顔の皺でも気にしやがれ。
ガムを膨らましながらパソコンのキーボードを叩く。
「何が五月蝿いんですか!いい加減、そういった
 物騒極まりない物は撤去してください!!」
ぎらぎらと怒りで燃えた瞳を向けてくる。
鬱陶しい奴だな、いるだけで邪魔な奴ってのも貴重だぞ。
イラついてきたが、相手にしてやる気も無い。
ああ早く消えろ、邪魔だこの糞糞糞女が。
「捨ててください!」
諦めの悪い子供みてぇだ。
「ああうっせーなっ!てめぇの方がよっぽど物騒なもん持ってんじゃねぇか!」


きょとんとしたマネージャー。
もうどうでもいいから消えろ。目障りだ。
それでもなお食い下がる、これ。

「何、何のことよ?」
「わかんねぇんならいい、早く帰れ。」


言葉を交わすのも鬱陶しい。


「ちょ、ちょっとなによ??」
困惑して見つめてくるその顔が面白いので、にやりと笑ってやった。
「おーこえーこえー、自覚がねぇ奴のほうがよっぽどこえーなー。」
ケケケと爽快に笑う。ああ、笑わせてくれやがるな。
何のことかわからない糞マネは、混乱した顔で、それでも声をあげて言う。
「ちょっ、ちょっと、なんのことよ!?」
困ったその瞳がやけに面白いもんだから、
別に元から教える気もさらさらねぇが、
やっぱり教えてやりたくなくなる。









「教えねー。」








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            まもりは「愛」という弾丸で
            いつも無自覚にヒル魔を狙ってるよねって話。